第33会全国救急隊員シンポジウムに参加してきました.今回は秋田県秋田市で開催.例年は1月下旬の開催ですが,雪の影響を考えてか2ヶ月前倒しで開催されました.秋田市へは,2020年の学会発表以来の訪問でした.このシンポジウムでは,救急隊員の生の声をたくさん聴くことができます.運転支援システムや防振ベッドを研究開発している者としては,効率よく情報収集することができます.しかも,参加費かからないためとてもありがたいです. ここ最近,海外製の電動昇降型ストレッチャーの話題がよく挙がります.ストレッチャーを車内に入れる際,車内フロアの高さまで持ち上げますが,これが原因で腰痛になったり,女性隊員だと対応できないことがあるそうです.よって,腰痛対策と女性隊員への配慮がメリットとして期待されており,全国で110台使われているそうです.ただし,車内フロアに直付けのため防振機能はありません.傷病者ファーストを考えれば,傷病者への影響を調査する必要があります. このあたりの評価技術を持ち合わせているので,機会があれば調査してみたいと思います.次回は,2026年に熊本県熊本市での開催となり,企業との共同研究の成果を救急資機材展で披露する予定です.
救急車の振動対策の一環として,舗装路面の健全度評価法を学生さんと一緒に研究しています.路面にできた「わだち」の深さを測定する技術開発です.最先端技術はLiDARを使う方法ですが,もっと安く測定できるように,昔から検討されてきたラインレーザーを使う方法を考えています.路面にラインレーザーを照射して,それをカメラで撮影して,画像上に映ったレーザー光の歪みから深さを推定するというものです.画像処理技術を多用します.カメラは,GoPro MAXです.GoProを車両表面に直接取付けると違法になるので,サイクルキャリアのフレームに取付けています.機材総額は,20万円未満です.この日は,実験車両としてレンタカーを借り,大学の駐車場に設けた疑似わだちの上を何度も走行して測定しました.
10月になると銀杏の葉が黄色く色づき始めます.10月26日と27日には大学祭が開催されました.廊下の柱には,平和のポスターが貼ってありました.芸術学部の学生さんの作品だと思います.
愛媛大学工学部で日本機械学会年次大会が開催され,指導学生がポスター発表しました.ポスター会場は,エアコンの冷却能力を遙かに超える熱気で,発表者の学生さんは大変だったと思います.久しぶりに,大学時代の先輩・後輩にも会いました.市内にはオレンジ色の路面電車が走っていました.大学前には駅があり,アクセスが良かったです.広島と松山の間は,高速船で移動しました.四国をドライブした帰りに,カーフェリーでこの航路を利用しますが,高速船は初めてでした.想像以上に速く,驚きでした.
情報科学部棟と国際学部棟の間に「長崎平和の鐘」があります.毎年8月6日と9日に打鐘式が行われ,原爆犠牲者の冥福と世界恒久平和の実現を祈ります.